Likeが間違い!?preferとwould ratherの「好き」や好みを伝える英語表現

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「こっちが好き」「どちらかというとこっちの方が良い」などの言葉、日常会話でよく口にしますよね。

I like it. などのシンプルな表現に偏ってしまいがちですが、選択肢が2つあるシチュエーションでの返答としては不自然な英語表現となってしまうこともあります。使いどころ豊富な prefer と would rather で正しく、よりネイティブな英語で表現しましょう。

1. preferを日常英会話で使うための基礎知識

「〜の方がいい」という意味のprefer

prefer は、主に2つの選択肢がある場合に「どちらか一方を好む」という意思を伝える英語です。日常英会話の様々なシチュエーションで使われる英語ですが、まずは会話例文で基本表現を確認してみましょう。「今日か明日かどちらがいい?」という質問に対して「明日より今日のほうが良い」と返答するシーンです。

prefer _ to _ が基礎文型

A:Do you want to do it today or tomorrow. 今日か明日、どちらにそれをやりたいですか?

B:I prefer today to tomorrow.明日よりも今日のほうが良いです。

上の例文のように、prefer の直後に好む選択肢を指す名詞(この文章では today)を置き、to の直後に好まない方の選択肢を指す名詞(この文章では tomorrow)を置きます。

2つの選択肢を比べて「片方の方が良い」と言っているため、比較の than を使ってしまうミスをよく見かけますが、prefer の文章では to を使って表現することに気をつけましょう。

prefer _ rather than _ でも同じ意味の文章

prefer の文章では to の代わりに rather than を使うこともできます。rather than を使った文章でも to の時と同様に、好まない方の選択肢を rather than の直後に置きます。上と同じく、「今日か明日かどちらがいい?」という質問への返答例文で使い方を確認しておきましょう。

I prefer today rather than tomorrow.明日よりも今日の方が良いです。

prefer の文章では rather と than は必ずセットで使われます。than だけで表現することはできませんので、prefer A rather than B もしくは prefer A to B という形で覚えておきましょう。

prefer _ だけでも表現できる

to や rather than を使って好まない選択肢を明示せずとも、prefer だけで「〜の方がいい」という返答をすることができます。例文で確認してみましょう。

I prefer today.今日の方が良いです。

日常英会話においては、このように好む方の選択肢のみを言うケースがとても多いです。また、以下のように動名詞や不定詞を prefer の後ろにつけて、好む方の行動・アクションを伝えることもできます。

I prefer doing it today.今日それをやる方が良いです。

I prefer to do it today.今日それをやる方が良いです。

提案されている選択肢が1つの時のpreferの使い方

最もわかりやすい prefer の使いどころが、上に出てきた「今日か明日どっちがいい?」のように2つの選択肢を提案されている場面での返答です。それに加えて、「1つしか提案されていないけれどそれ以外の選択の方が良い」という場合でも以下のように prefer を使うことができます。

A:Do you want to do it tomorrow?それを明日やりたいですか?

B:I prefer to do it today.(明日やるよりも)今日それをやりたいです。

2. would ratherを使うための基礎知識

girl stearing

「〜した方がマシ」「むしろ〜したい」のwould rather

prefer と同様、2つの選択肢のうち片方を好むことを伝える would rather ですが、いくつか違いがあるので確認しておきましょう。

まず、prefer は基本的には選択肢が2つある(2つ提案されている)会話において、片方をより好むのことを伝える英語です。一方 would rather は、基本的に選択肢が1つしか会話に出ていないがそれを好まない際に「それよりむしろ〜がいい」「それよりは〜の方がマシ」と伝える英語です。

would ratherとpreferのニュアンスの違い

選択肢が1つしか提案されていない場合でも prefer を使って「それよりも〜の方がいい」ことを伝えることもありますが、would rather とはニュアンスが少し違います。

prefer はその提案が悪いというわけではないが単純に違う選択の方がより好ましいというニュアンスの英語表現である一方、would rather はその提案があまり好ましくないので違う選択を望むというニュアンスの英語です。

prefer はネガティブなニュアンスを含まないため、日常英会話では prefer を使う機会の方が圧倒的に多いです。ですが、would rather もよく使われる基礎表現の1つですので、違いをしっかり掴んで意味の聞き分け・使い分けができるようにしておきましょう。

would rather _ than _ が基礎文型

would rather を使うには、would rather A than B という形が基本になります。会話例文を見て、使い方をチェックしましょう。

A:It’s an important work. I think you should do it tomorrow.それは大事な仕事だ。明日やるべきだと思います。

B:I would rather do it today than do it tomorrow.(大事だからこそ)私は明日やるよりもむしろ今日やりたいです。

prefer の直後には好むモノ・コトを指す名詞を置きましたが、would rather の直後に好むアクションを指す動詞(この文章では do it today)を置き、than の直後に好まない方のアクションを指す動詞(この文章では do it tomorrow)を置くことに注意しましょう。

また、would と rather は必ずセットで使われ、would を will などに置き換えることはできません。

would rather _ だけでも使える

prefer と同様、日常英会話においては、好ましくない選択肢を明示せずに would rather で好ましい選択肢だけを伝えることもよくあります。上の会話例文と同じ質問をされたとして、答え方と意味を確認しておきましょう。

B:I would rather do it today.(大事だからこそ)むしろ今日それをやりたい。

日常英会話でのI’d ratherの発音

通常の英語コミュニケーションにおいては、would rather を ‘d rather という形で省略して発音します。下の音声を聞いて発音を確認しておきましょう。

I would rather/I’d rather

3. preferとrather thanで言う丁寧なNo

girl sleeping

普通のnotの位置では間違い

例えば、「今日はしたくない」「今日はしない方がいい」ということを prefer や would rather を使って英語で伝えるとします。そんな時、以下のように表現しようとすると間違いとなってしまいます。

× I don’t prefer to do it today.
× I wouldn’t rather do it today.

通常の英語文法で考えると一見正しいように思えますよね。prefer と would rather を使う際のこうした間違いはよく見かけますので、以下で正しい文法を確認しておきましょう。

prefer not toの「〜しない方を好む」

prefer を否定形にする場合 prefer not to という形にします。例文で確認してみましょう。

I prefer not to do it today.できれば今日はしたくない/今日しないことを好む。

prefer not to の文章に適切な日本語訳をつけるとすれば、「できれば〜したくない」のような感じになります。

would rather notの「〜しない方を好む」

一方、would rather を否定形にする場合 would rather not という形にします。こちらも例文で確認しておきましょう。

I would rather not do it today.できれば今日はしたくない/今日しないことを好む。

通常の文法で考えると prefer not to も would rather not も not の位置が「え?」という感じですが、こういう決まり文句だと思って prefer not to と would rather not という形で覚えてしまいましょう。

丁寧にNoと伝える便利な英語表現

prefer not to と would rather not は、英語での会話において丁寧に「したくない」ことを伝えるのにとても便利な英語です。相手に以下のような質問をされたとしましょう。

Do you want to do it today?今日それをやりたいですか?

そんな時私たちは、

No I don’t./No, I don’t want to.やりたくありません。

のような返答を思い浮かべるかと思います。どちらも正しい英語の返答ですが、「したくない」と直接的伝えている英語であるため、言い方やシーンによっては強い拒否と受け取られてしまう場合もあります。

prefer not toとwould rather notでの返答

上のようなシチュエーションで、直接的な No での返事を避けたい場合に便利なのが prefer not to と would rather not です。

I prefer not to./I would rather not.できればやりたくありません。

「しない方を好む」「できればしたくない」といった具合に間接的に No と表現しているため、控えめな否定となります。そのため、I don’t want to で断るよりも丁寧な印象で伝わる英語です。

4. preferを使った会話例文

two girls

preferを使った「〜の方が良い」例文

会話例文1

A:Which do you prefer, tea or coffee?お茶とコーヒーどちらがいいですか?

B:I prefer coffee.コーヒーの方がいいです/コーヒーの方が好きです。

会話例文2

A:Do you want eat it here?ここで食べたいですか?

B:I prefer eating at home.家で食べる方がいいです/家で食べたいです。

会話例文3

A:Most of us work at the office, but you can also work from home if you want to.私たちのほとんどがオフィスで仕事をしていますが、もしやりたければ在宅勤務も可能です。

B:I prefer to work from home.家で仕事をする方がいいです/したいです。

会話例文4

A:Do you want to talk about it now?そのことについて今話したいですか?

B:I prefer talking in private rather than talking here.ここで話すよりもあとで二人だけで話したいです。

5. would ratherを使った会話例文

guys walking

would rather を使った「〜の方がマシ」「むしろ〜がしたい」例文

会話例文5

A:We should go out right now because a storm is coming tonight.今夜は嵐が来てしまうから今すぐ出かけないと。

B:If so, I would rather stay home.もしそうなら(急いで出るより)私は家にいたいです。

会話例文6

A:The next bus is coming 45 minutes later.次のバスが来るのは45分後だ。

B:I would rather walk then.それなら歩いて行きます。

会話例文7

A:Why don’t you talk to her?彼女と話せば?

B:I don’t want to talk to her anymore. I would rather break up than fight again.話したくない。また喧嘩するくらいなら別れたい/別れた方がマシ。

6. prefer not to/would rather notの会話例文

丁寧なNoとしての「〜しない方を好む」例文

会話例文8

A:Can you tell me what happened?何が起きたか話してくれる?

B:I prefer not to talk about it now.できれば今その話はしたくありません。

会話例文9

A:People in Japan sometimes eat bugs, like grasshoppers. Do you want to try some?日本人はたまにバッタなどの昆虫を食べます。試してみますか?

B:I would rather not eat them.できれば食べたくないです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?今回解説した2つの英語表現、特にpreferの表現は、likeやwantと同じくらい日常会話に欠かせない英語です。また、prefer not toやwould rather notなどは、覚えておくととても便利な英語表現です。

preferやwould ratherは意外と日本の英語教育では重要視されない英語かもしれませんが、英語ネイティブの日常会話では頻繁に使われています。今まであまり使う機会がなかった方は、是非ここで意味と使い方をマスターしておいてください。知っていれば使いどころが満載で、日常英会話での表現の幅がぐっと広がること間違いなしです。

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